神待ち掲示板を使っていた時の事を思い出した。
あの日は近年まれに見ぬくらいの土砂降りの日だった。
そんな日に神待ち掲示板でSOSを発している家出少女を見つけた。

この雨だ。
早く迎えに行ってあげないと可哀想だ。
俺は急いで準備を済ませると車のキーを手に取り約束場所の駅前に向かった。

幸いにも大きな駅なので雨宿りする所はたくさんあるのだが、俺が見つけた家出少女は人混みに紛れるとどこにいるのか解らないだろうからと屋根のない駐車場で待っていた。
勿論外は大雨なのでずぶ濡れ。

風邪を惹いたら困る。
俺はスポーツバッグからタオルを取り出すと家出少女に差し出す。

濡れた髪と服の水を拭き取る家出少女。
しかし俺の家までここからだと20分は掛かる。
近くに温泉の施設などもない・・・

大丈夫だろうか・・・
近くのコンビニで取り敢えずは温かい飲み物を買って与える。
寒いだろうから暖房を点ける。

まさか梅雨時のこんな日に暖房を点けることになろうとは・・・
流れる汗をときおりタオルで拭いながら俺は家路を急いだ。

家に着くと早々に家出少女を風呂に入れる。
着替えは持って来ているらしいので取り敢えず着ていた物はそのまま洗濯。
部屋干しで乾かす。

まさかこんな日に神待ち掲示板を使っている家出少女がいるとは思わなかったが、家出の理由は人それぞれだし、時期や時間を選んで家出をするような人はいない。
これはこれで何かの縁なのかも知れないな。

そんな事を考えつつ俺は風呂あがりに飲み物が飲めるようにコンビニで買った飲み物を冷蔵庫に入れる。
なんか不思議だな。
全く見ず知らずの女の子相手にここまで献身的に務めるなんて。
これも家出少女とそれを助ける神の関係だから出来る経験なのかもな。

そうこうしている間に風呂からあがる家出少女。
取り敢えず身体は温まっただろうから風邪を惹くことはないだろう。

そのまま雑談などをしつつ時間を潰す。

夜になると雨も上がった様だ。
近くのファミレスで晩飯を取る。
ここはもちろん俺の奢りだ。

と入ってもファミレスだから大した金額ではないww
たかだか数千円の世界だww

その後は家に帰っても良かったのだが結局ホテルに向かうことにした。
まあ俺の部屋は二人で寝るにはあまりにも狭いからな。

それにラブホの布団の方がふかふかしているから俺の部屋のせんべいみたいな布団でヤルよりも気持ちが良いはずだ。
そのふかふかのスプリングが効いたベットの上で一晩中身体と身体を交わらせて跳びまわった俺たち。

神待ち掲示板での忘れもしない、ずぶ濡れの家出少女との体験談だ。
後にも先にもこれ以上の衝撃の出会はなかった。